蜂追いとは蜂の身体に括りつけたリボンを頼りに、山の中にあるオオスズメバチの巣の在り処を探し出す伝統技法です。9〜10月の時期は毎日山へ入り、薬剤や麻酔・煙幕に一切頼らない手法で、人間の身体と知恵を駆使して世界最大のオオスズメバチを生け捕りにしています。余計なものを使わず蜂本来の風味を損なわないようにすることがあつたやの務めです。捕獲した幼虫やサナギのうち、女王蜂のみをジビエ料理の食材として提供し、残りは漢方薬の原料として出荷しています。